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東海・北陸の学区制
近畿の学区制
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仙台北学区・南学区へ

 今の制度では鹿島台町から選択できる高校が少
数に限られるのに加え、地区内には進学校がない
ため、大学等への進学も不利な状況にあります。
進学率は仙台市(普通科は仙台北学区・南学区)
では全国平均の44.2%(11年度)に近いものの、他
の地域があまりに低いため県全体では47都道府
県中43位に留まっています。公立優位の宮城では
大学進学は仙台市内の公立高校へ通えるか否か
で大きく左右されるのです。
  平成11年 通学地区別進学率
高校所在地 卒業者 進学者 進学率
中部北・南地区 16714 6559 39.2%
 うち仙台市 13601 5776 42.5%
 うち仙台以外 3113 783 25.2%
北部地区 4857 1026 21.1%
東部地区 3808 879 23.1%
南部地区 2346 616 26.3%
宮城県計 27725 9080 32.8%
県HPの総合統計情報提供システムより算出
 
 仙台市を含む中部北・南地区では普通科の割合が高く、大学進学には適した環境となっ
ています。中部地区での普通科の割合が高い理由に、住民の要望に沿った新設校の多く
が普通科であることが挙げられます。それだけ普通科のニーズが高く、大学などへの進学
志望者も増えていますが、北部、東部、南部地区では高校統廃合により普通科の割合が
更に下がります。中部地区以外の生徒には大学等への進学は不要ということでしょうか。
仙台へ通える中部地区と他の地区との格差は、今後さらに開いてゆくでしょう。
 宮城教育情報センターの新みやぎ模試によると、仙台市内には偏差値60を超える公立
普通科が5校、北部地区内には偏差値60はおろか50を超える高校も皆無です。
 
2001平成13年度
(全合計27945人)
普通科 英語・理
数・総合
商業系 工業系 農業系 その他
の学科

(100%)
北部地区公立
(鹿島台町を含む)
2280人
53.8%
400人
9.4%
440人
10.4%
720人
17.0%
200人
4.7%
200人
4.7%
4240人
東部地区公立 2040人
63.0%
160人
4.9%
440人
13.6%
360人
11.1%
40人
1.2%
200人
6.2%
3240人
中部北地区公立 4400人
78.6%

320人
5.7%

600人
10.7%

120人
2.1%
40人
0.7%
120人
2.1%
5600人
中部南地区公立 2760人
70.4%
120人
3.1%
80人
2.0%
560人
14.3%
160人
4.1%
240人
6.1%
3920人
南部地区公立 1160人
50.0%

320人
13.8%

240人
10.3%
360人
15.5%
120人
5.2%
120人
5.2%
2320人
公立計 12640人
65.4%
1320人
6.8%
1800人
9.3%
2120人
11.0%
560人
2.9%

880人
4.6%

19320人
仙台市内公立
(中部北南地区内)
4720人
75.2%
440人
7.0%
520人
8.3%
560人
8.9%
- 40人
0.6%
6280人
仙台市内私立 5615人
89.8%
- 300人
4.8%
225人
3.6%
- 110人
1.8%
6250人
仙台以外の私立 1195人
84.5%
- 220人
15.5%
- - - 1415人
塩釜学区公立
(中部北地区内 )
1320人
89.2%
- 80人
5.4%
- - 80人
5.4%
1480人
公立定時制 ( この
行以外は全日制 )
640人
66.7%
- 40人
4.2%
280人
29.2%
- - 960人
以下のように分けました

(商業系)
商業高校の各学科と
商業科 情報ビジネス

(工業系)
工業高校の各学科と
環境デザイン 土木
環境土木 環境工学
電子機械 情報科学
産業経済 産業技術
機械技術

(農業系)  農業
農業科学 農業園芸
農業機械 農業経営
動物科学 森林科学

(その他の学科)
生活福祉 生活技術 
生活科学 生活 調理
食品化学 家政 美術
衛生看護 体育 音楽
情報海洋 海洋総合
スポーツ科学

(通信制を除きます)


 2001年度から地区外3%枠が設けられて表面的には受験できる高校が増えたものの、
1学年320人という大規模校でさえ地区外からは推薦・一般あわせて9名しか入学できず、
その極少数の枠を中部北または南地区と周辺地区の人口約100万人の中で争うことに
なります。中小規模校は更に厳しく、鹿島台町西部から近い黒川高校大郷分校の地区
外枠は推薦1名、一般は0名です。比較的規模の大きい宮城野高校でも、コース別では
推薦・一般ともに地区外枠はわずか1名となります。これではとても受験できません。もし
10%等に枠が拡大されても、成績が合格水準に達していながら、地区外生というだけの
理由で不合格とされる可能性が残り、おいそれと利用できません。
 宮城県における高校教育改革のパイロットスクールとして新設された宮城野高校の理
数情報や人文国際を、理数科や英語科ではなく普通科のコースとして地区外の生徒達
を締め出すあたりは、県教委の悪意すら感じられます。県立高校の共学化を進めること
で選択肢を増やすそうですが、鹿島台町からは古川高校か古川女子高の1校が進学の
対象に加わるに過ぎず、抜本的な改善とは程遠い内容です。
※宮城野高校は平成18年春の入試よりコースを分けない普通科になります。

宮城県教育庁高校教育課サイト内の「学区制の見直しについての審議会答申」には
>4 学区制改善の基本原則
> 本県の通学区域は14学区であるが,現在8地区で運用されている。これらは,仙台
>南及び仙台北学区を除けば,地理的に合理的であり,歴史的に定着してきた学区や地
>区であり,生活実態に応じた境界であるので,原則としてこれまでの地区を基本とし
>て学区制を改善する。
とありますが、仙台南学区と北学区の境界に限らず、鹿島台町でも地理的・通学の便に
合理的ではなく、仙台市への通勤通学者が圧倒的に多い鹿島台町では、生活実態にも
応じていません。


 学区制は通学時間の抑制も目的との
ことですが、仙台市は塩釜学区より遠い
とはいえ、地区中心の古川市より交通
は良好です。鹿島台町は南の松島町と
西の大郷町で中部北地区に隣接し、鹿
島台町南部の住民も使う松島町の品井
沼駅は鹿島台駅の隣駅です。1駅の違
いで、あるいは同じ駅を使いながら教育
環境には大きな格差が生じています。
 

高校名 古川 古川女 宮城野 三高

宮二女

一高
最寄駅
道のり
古川
1.0km
古川
2.3km
岩切
2.7km
東仙台
1.8km
仙台
0.9km
仙台
1.7km
登校時 鹿島台→古川
7:19→751(32)
7:51→818(27)
6:55→岩725東729仙735(30/40)
7:11→岩740東747仙754(29/43)
7:42→岩810東815仙821(28/39)
下校時 古川発(所要)
15:42(44分)
16:17(34分)
17:09(42分)
17:59(40分)
18:46(49分)

 仙台発(所要仙台/岩切)
15:20(35/26) 17:18(35/26)
15:42(35/26) 17:42(35/26)
16:03(36/27) 18:00(36/27)
16:20(35/26) 18:25(39/29)
16:41(35/26) 18:56(35/26)
17:00(35/26)東仙台ほぼ30分

15歳以
上通学

古川市へ124
人  (地区内)

仙台市へ304人
(普通科は3%枠)
 

 学区制度を廃止すると地域の活力が奪われると言う人もいますが、鹿島台町では逆に
学区制があることで町の活力ばかりか生徒の将来までもが奪われています。学区制によ
り若干の活力が生まれるのは通学地区中心となる一部の自治体であり、それは鹿島台
町などの活力を大きく吸収することにより生じるものです。地区中心市を少しばかり活気
付けるために周囲の町の生徒を生贄にするなど決して許されないことです。生徒の流入
が減る可能性がある市や町では地元高校の、ひいては街の衰退を招くということで学区
制維持を求める運動が始まるかもしれませんが、本当に大切にされる高校ならば、通学
地区の有無にかかわらず自分も入れたい、入りたいと思うはずです。それは素晴らしい
学校です。活力を失うこともないでしょう。でも、そう思われないから流出が起こるのです。
このような地域に生徒を閉じ込めても教育効果は望めません。

 仙台・塩釜方面は通学の利便性が最も良いばかりではなく、さまざまな校風や学力の
高校から自分に最適な高校を選ぶことができます。特に仙台へ通えるとなれば中学生は
もとより地域住民の教育に対する意識の向上にも繋がるでしょう。仙台市内の県立普通
科高校でも少子化により学級数が削減されていますから、入試倍率を緩和するために鹿
島台町などの生徒を締め出すことは今では考えられません。高校を選べないストレスが
生徒に与える影響も心配です。鹿島台町は県北・古川都市圏に属すという誤った認識は
町外では広く浸透しているため、住民の意見を無視する学区制がある限りは北部地区と
され続けるでしょう。将来を担う子供たちに平等な教育機会を与えるためには学区制の
撤廃を実現させなければなりません。


2006/7/13追加
本日の高校入学選抜審議会で、宮城県でも学区制を撤廃して全県1学区となることが
事実上決定(委員の意見が一致)しました。(実施時期等の詳細は今秋までに決定)
高等学校入学者選抜審議会http://www.pref.miyagi.jp/koukyou/nyusensin/nyusensin.htm
ミヤギテレビ(7/13付け)http://www.mmt-tv.co.jp/news2/13/news.shtml
仙台放送(7/13付け)http://www.ox-tv.co.jp/nc/news_f.htm
東北放送(7/13付け)http://www.tbc-sendai.co.jp/fr_01news.html
東日本放送(7/13付け)http://www.khb-tv.co.jp/news/index.html

2006/7/3追加(H19入試) 2005/7/5追加(H18入試)
http://www.pref.miyagi.jp/kyouiku/happyou/happyou_top.htm#7平成18年7月3日付け

H18年度は普通科8校(中部北3・中部南2・古川2・石巻1)・専門3校・総合2校で削減

H19年度は普通科4校(中部北2・中部南1・仙南1)、商業3校で定員が削減されます。

平成14年以降に普通科の定員を減らされた公立高校(仙台地区 全日制 各1学級減)
H14(2002) 第一女子  仙台第三  第三女子  泉  黒川  利府
H15(2003) 仙台西  塩釜女子        
H16(2004) 宮城広瀬  名取北  塩釜     (赤色は塩釜学区です)
H17(2005) 泉館山  仙台向山  富谷 多賀城  松島  
H18(2006) 第二女子  塩釜女子  第三女子 泉松陵  利府  
H19(2007) 第一女子  秋保分校  大郷分校     (秋保・大郷は募集停止)
 H18年度この他の削減は、泉(英語)、涌谷(普通)、岩出山(普通)、女川(普通)、
村田(総合)、柴田農林(学科改編)、迫桜(総合)、上沼(学科改編)、で行われます。

 平成19年度この他の削減は、角田(普通)、登米(商業)、市立仙台商(学科改編)、
市立仙台女子商(商業)です。一女の削減は共学化する二高に女子を多く入れるため、
古川、石巻、栗原の据え置きは募集停止想定校(2学級化)の入学者数を抑えるため、
という考えもありそうです(中部北の男子上位層は異様に厳しい年になります)。

 平成13年度までの削減は1〜2年間の臨時増加分を減らした高校が多いですが、14年
度以降は利府H14を除き3年以上続いた学級数の削減となり、これを戻すとおよそ3校分
の生徒を受け入れる余裕ができるでしょう。学区制が廃止されても石巻・古川などの地区
中心都市以遠では交通事情もあって旧地区内を選ぶ生徒が多いはずで、鹿島台方面や
柴田郡、東松島市を中心に、この3校分で補える人数が流入する程度と予想できます。

 塩釜学区が集中的に削減されているのは塩釜・塩釜女を統合する準備と思われます。
仮に統合高校が普通科6学級、商業科2学級とすると、多賀城・利府・松島をH16の定員
に戻すことで一応H18の学区定員のまま統合できることになります。しかし本来なら鹿島
台方面からの需要も多いはずで、もし学区が見直されれば定員増が必要になりますが、
統合後は学区定員をH18より増やすのは難しく、鹿島台方面の受け入れは不透明です。
統合計画を進めるために受験制限を続けて受験者数を抑えていることも考えられます。
(統合塩釜高校は2校の校地を使う計画となり、定員増も難しくなくなりました。また、平成
19年度は塩釜学区以外の中部北地区に削減が集中しました。)

全日制公立入学定員(旧8地区)

年/全県

南部 中部南 中部北 古川 栗原 登米 石巻 本吉
H13 2320 3920 5600 2240 1000 1000 2320 920
H14/-480 2200-120 3840 -80 5400-200 2240 -- 1000 -- 920-80 2320 -- 920 --
H15/-360 2160 -40 3800 -40 5360 -40 2160 -80 920 -80 920 -- 2280 -40 880-40
H16/-600 2040-120 3760 -40 5280 -80 2000-160 880 -40 840-80 2200 -80 880 --
H17/-600 1960 -80 3640-120 5120-160 2000 -- 800 -80 840 -- 2080-120 840-40
H18/-520 1880 -80 3560 -80 4960-160 1920 -80 760 -40 800-40 2040 -40 840 --
H19/-280 1840 -40 3520 -40 4800-160 1920 -- 760 -- 760-40 2040 -- 840 --
 -71学級
 -13.3%
 -11学級
 -20.7%
 -10学級
 -10.2%
 -20学級
 -14.3%
 -8学級
 -14.3%

-6学級
-24.0%

-6学級
-24.0%

 -7学級
 -12.1%
-2学級
 -8.7%
複数高校
を統合
角田H17
白石H22
  塩釜H22  

迫桜H13
築館H17

    気仙沼
  H17
募集停止   秋保H19 大郷H19          
定時制化       田尻H20     矢本H17  
H16・H18
2学級化
      南郷H16
松山H16
鴬沢工
   H16
米山
  H16
飯野川H16
女川H18
 
中部北地区のうち塩釜学区1480→1200人(-18.9%)、仙台北・黒川4120→3600人(-12.6%)

2005/11/10追加
県は学区制見直しのアンケートを今月実施します。中学は220余りの公立中から40校が
抽出されますが、無作為抽出とは書いてないので鹿島台中学校も対象になりそうです。

2005/10/24追加
23日の知事選で、教育面では県立高校の学区制の全廃などを約束する候補が当選。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/miyagi_gubernatorial_election/?1130075699(Y!宮城県知事選挙)
21日の公表内容はたぶん現職知事と関わりがあるため、変更になる可能性もあります。
もし塩釜地区を統合するなら、2校の敷地・校舎を使う複数キャンパス計画となったので、
人口密集地域で東北本線・仙石線とも徒歩10分以内の立地、人口6万の塩釜市唯一の
高校になること、学区撤廃で通学範囲が広がることから1学年に10学級以上を確保して
欲しいと思います(敷地が統合塩釜高の半分以下の二女高でも中学併設・共学化です)。
仙塩の定員削減からくる学区撤廃反対運動や鹿島台方面との対立が起きませんように。

2005/10/21追加
塩釜・白石は男子校・女子校を統合、仙台では単独共学化という計画が公表されました。

2005/6/23追加
 2005年3月の県議会で仙台一高同窓会が中心となって提出した学区制見直しの請願
が採択され、6月に県教委は見直しの検討に入ると公表しました。見直し案を2年程度で
まとめたいとのことで、新しい制度での入試は2008〜2010年頃からになると思われます。

2003〜2004年に追加
 平成15年3月3日の県議会議事録によると、改善は当分見込めないようです。また、合
併の進め方などを見ると、むしろ鹿島台町の方に問題があるようにも思えます。
教育長)↑の4日前に小中の学区緩和を推奨し、なぜ高校だけ不便を強い続けるのか、
知事)なぜ厳しい地域差を生む住所制限に合理的理由があるのか、疑問に思います。
 平成15年12月の県議会では、高倍率の仙台に更に集中するので学区制廃止は難しく、
通学区域や3%枠が適切かは調査していくとのことですが、鹿島台町は町全体が「微妙に
不便」どころの状況でないのは、2001年の学区改定時の調査でも判明したはずです。




→仙台市・古川市の通学圏